トピックス チベット・ビルマ諸語の⾳声データデジタルアーカイブ化

2022年03月10日

本プロジェクトは、チベット・ビルマ諸語の音声ファイルをアーカイブ化することを目的とする2020年度IRCプロジェクトです。2021年3月、既存のオンラインリソース “PhoPhoNO Digital Archive” の対象言語を拡充し、公開しました。このリソースには現在、チベット・ビルマ諸語の4つの言語(デンゾン語、タマン語、ゾンカ語、ビルマ語)およびモン語(オーストロアジア語族)のテキスト・音声資料(2017年から2020年にかけて収集)や、それらのデータを音声分析プログラムにかけて生成された結果が掲載されています。

デンゾン語はインドのシッキムにおいて約8万人によって話されています。タマン語はネパールおよびインドで約135万人によって話されています。ゾンカ語はブータンにおいて約22万6千人によって話されています。ビルマ語はミャンマーにおいて約33万人によって話されています。モン語は、ミャンマーおよびタイにおいて約100万人によって話されています。

例えばデンゾン語については、複数の話者による分節音、単語、文などの音声データが入手可能です。また、童歌を実際に歌う動画を見ることもできます。サイト上でサンプル(8bit)を試聴できますが、元のデータ(16bit)のダウンロードが必要な方は、リソースに掲載されている専用フォームよりお問い合わせください。なお、デンゾン語童歌については申込みなしでダウンロード可能です。

(文責:李勝勲・倉部慶太・安達真弓)

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