2024年04月15日
土田滋博士の台湾原住民語資料データベース構築
2017年10月02日
このワークショップは,IRCプロジェクトの成果として公開している「インド洋民話」に関連して,実際の語りがどのようなものであるのかを知って頂くために企画されたものです。今回は,インド洋クレオル地域の文化的中心ともいえるレユニオン島(フランス海外県)から,プロの語り手兼音楽家をお二人お招きします。サトウキビ畑が広がる火山島の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。(終了しました。2017年11月17日)
インド洋の西,マダガスカルの東に位置するフランス共和国の海外県。
人口約85万人。面積は神奈川県,佐賀県並み。
特産物は砂糖,ラム酒,精油,コーヒー,ヴァニラ。
イザベル・シヨン=メツゲル (Isabelle Cillon-Metzger)
レユニオン地域圏芸術院の演芸科,レユニオン・アイデンティティ擁護協会 (民話の語り) などの研修を修了。20年前から語り手として各地の芸術祭に招聘される傍ら,地元を中心に公立図書館や種々の教育機関からの要請で民話の口演を行っている。また,初等・中等教育の芸術・文化クラスにおける主題の敷衍方法や効果的な即興などの実践的指導や,児童の親を対象とした語りのセミナーなど,教育活動にも参画している。大学等で人類学セミナーや,民話をテーマとした文化講演も行っている。
ジャン=ピエール・アカパンディエ (Jean-Pierre Accapandié / Zanpyer Akapandié)
音楽一家に生まれ,10歳から伝統楽器 (特にルーレとジェンベ) の演奏を始める。17歳から楽器演奏の他に楽器製作も始める。最初は打楽器 (カヤンブ,タンブール,ルーレ,ジェンベ,ボーブル)、その後は旋律楽器 (ギター,ンゴニ,バラフォン,ヴァリア、笛) の製作を行い,今日に至る。21歳の時に劇団に座付き音楽家兼コメディアンとして入団。現在は劇作や演出も手がける。民話の語り手としては20年のキャリアがあり,セネガルとマダガスカルという二系統の祖先の文化を受け継ぐことに専念している。