カテゴリー: 2017年度イベント
【終了しました】情報資源利用研究センター(IRC)設立20周年記念セミナー「人文情報学の現在」
2018年01月19日きたる2月15日(木)、情報資源利用研究センター(IRC)設立20周年記念セミナー「人文情報学の現在」の開催を予定しております。
みなさまのご参加をお待ちしております。- 主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所情報資源利用研究センター
- 日時:2018年2月15日14:00–18:00
- 会場:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所マルチメディア会議室(304)
- 事前申込不要/無料
- 趣旨:
人文情報学(Digital Humanities)は、コンピュータと人文学との架け橋たらんとするものであり、両者の連携を深め、また、その結びつきのありようへの自覚を促すあらたな領域である。
このたびは、そのような日進月歩の世界の「今」をおふたりの講師からご紹介いただき、また、人文学者の日常でのコンピュータ利用法について、相談に乗っていただく機会が得られた。
日頃の研究活動を振り返り、また、あらたなる取り組みにつながる場となれば幸いである。
- プログラム:
- 14:00–15:30 永崎研宣(人文情報学研究所) 「デジタル化文化資料共有の基盤としてのTEI」
- 15:40–17:10 北本朝展(人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所) 「情報学と人文学の出会い~ディジタル・シルクロードから人文学オープンデータ共同利用センターへ~」
- 17:20–18:00 人文情報学クリニック
- 講師プロフィール:
- 永崎研宣(ながさき きよのり)
一般財団法人人文情報学研究所主席研究員。仏教学および人文情報学専攻。
SAT大正新脩大藏經テキストデータベースをはじめとして、幾多のデジタルアーカイブや研究プロジェクトに携わっている。人文情報学のなかで発達した情報技術の研究・教育や普及活動も盛んに行っており、TEIコンソーシアム東アジア/日本分科会議長でもある。 - 北本朝展(きたもと あさのぶ)
情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)・センター長、国立情報学研究所准教授。情報学専攻。
データ駆動型サイエンスに関心をもち、CODHセンター長としては、他機関との連携のもと人文学のデータの蓄積からあらたな成果を生み出し、進めることに注力している。
(講師プロフィールは主催者によるものです)
【2017年12月9日開催】情報資源利用研究センター (IRC) 設立20周年記念シンポジウム 「人文知の資源化とアーカイビング 情報を育て、活かす」
- 情報資源利用研究センター (IRC) 設立20周年記念シンポジウム
「人文知の資源化とアーカイビング 情報を育て、活かす」
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 (AA研) 付属情報資源利用研究センター (IRC) は、今年で設立20周年を迎えました。これを記念して企画した本シンポジウムでは、IRCで実施されてきた数々プロジェクトの中から、人文知を資源化する側と、資源を活用する側の両方の立場の方々にご登壇いただき、人文知を資源化するプロセスや、資源の共有にまつわる様々な問題、またそれを活用することで生まれた研究について話し合います。
人文知の資源化やアーカイビングに関心のある方はどなたでもご参加いただけます。多くの皆様のご参加をお待ちしています。- 日時:2017年12月9日 (土) 13:30?18:15 (開場 13:00)
- 場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 3階 304室
- プログラム:
- 13:30-《開会のことば》: 飯塚正人(AA研所長)
- 13:45-《基調講演》: 高島淳 (AA研所員)「カンナダ語・英語・日本語3言語電子辞書の構築について」
- 14:15-《事例紹介ライトニングトーク》
- (1) 阿部優子 (東京女子大)「ベンデ語の語学教材のマルチメディア版」
- (2) 小田淳一 (AA研所員)「インド洋民話のデータベース化」
- (3) 児倉徳和 (AA研所員)「チュルク諸語対照基礎語彙」
- (4) 江川ひかり(明治大学)・髙松洋一 (AA研所員)「オスマン朝演劇ポスター」
- 15:05-《資源化する側と活用する側の対話》
- (1) 岩尾一史 (龍谷大学)・西田愛 (神戸市外国語大学)「古チベット語文献オンライン」
- (2) 髙松洋一 (AA研所員)・岩本佳子 (日本学術振興会特別研究員/AA研)「アラビア文字紀年銘クロノグラム」
- (3) 奥田統己 (札幌学院大学)・小林美紀(国立アイヌ文化博物館設立準備室)・深澤美香(国立アイヌ文化博物館設立準備室)「アイヌ語音声資料公開」
- (4) パネルディスカッション「資源化と活用の未来に向けて」
- 18:15-《閉会のことば》: 星泉(AA研IRC長)
- 使用言語:日本語
- 参加費:無料
- 事前申込:不要
- 主催: 情報資源利用研究センター(IRC)
- 情報資源利用研究センター (IRC) 設立20周年記念シンポジウム
【2017年11月21日開催】情報資源利用研究センター(IRC)設立20周年記念国際ワークショップ「話芸の競演:インド洋レユニオン島の民話 VS 古典落語」
(終了しました。2017年11月21日)
- 日時:2017年11月21日(火) 18:30~21:30(18:00開場)
- 内容:
- 開会の辞 星泉(AA研情報資源利用研究センター長)
- 小田淳一(AA研所員):ワークショップの説明と演者の紹介
- イザベル・シヨン氏&ジャン=ピエール・アカパンディエ氏:レユニオン音楽「マロヤ」の解説と演奏
- ジャン=ピエール・アカパンディエ氏の語り:「マロヤの誕生」
- 古今亭文菊師匠の落語:「親子酒」
- イザベル・シヨン氏の語り:「チジャンとおばけカボチャ」
- 質疑応答
- 使用言語:日本語,英語,レユニオン・クレオル語,フランス語(日本語への逐次通訳あり)
- 日本語通訳:税所萌葉氏(レユニオン大学大学院博士課程)
- 参加費:2,000円(カレー&ワンドリンク付き)
- 事前申し込み:必要
*会場の収容人数の都合で完全予約制となっていますので,参加希望の方は「10月15日」までに
ilcadj1[at]aa.tufs.ac.jp(←[at]を@に置き換えてください。)まで「人数」と共にお申し込み下さい。- 共催:AA研情報資源利用研究センター(IRC), 科学研究費(基盤B)「インド洋フランス語系クレオル民話の口演の研究」(代表者:小田 淳一(AA研所員),課題番号:16H05671)
- 場所:まめ蔵(〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-15)
【2017年11月17日開催】情報資源利用研究センター(IRC)設立20周年記念国際ワークショップ「インド洋レユニオン島の音楽と民話」
このワークショップは,
IRCプロジェクトの成果として公開している「インド洋民話」 に関連して, 実際の語りがどのようなものであるのかを知って頂くために企画さ れたものです。今回は, インド洋クレオル地域の文化的中心ともいえるレユニオン島( フランス海外県)から, プロの語り手兼音楽家をお二人お招きします。サトウキビ畑が広がる火山島の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。(終了しました。2017年11月17日) - 日時:2017年11月17日(金) 14:00~17:00
- 内容:
- 小田淳一(AA研):ワークショップの説明と演者の紹介
- イザベル・シヨン氏&ジャン=ピエール・アカパンディエ氏:レユニオン音楽「マロヤ」の解説と演奏
- ジャン=ピエール・アカパンディエ氏の語り:「マロヤの誕生」
- イザベル・シヨン氏の語り:「チジャンとおばけカボチャ」
- 質疑応答
- 使用言語:日本語,英語,レユニオン・クレオル語,フランス語
- 日本語通訳:税所萌葉氏(レユニオン大学大学院博士課程)
- 参加費:無料
- 事前申し込み:不要
- 主催:情報資源利用研究センター(IRC)
- 共催:科研費基盤研究B 「インド洋フランス語系クレオル民話の口演の研究」
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
◉レユニオン島について◉
インド洋の西,マダガスカルの東に位置するフランス共和国の海外県。
人口約85万人。面積は神奈川県,佐賀県並み。
特産物は砂糖,ラム酒,精油,コーヒー,ヴァニラ。
◉登壇者プロフィール◉
イザベル・シヨン=メツゲル (Isabelle Cillon-Metzger)
レユニオン地域圏芸術院の演芸科,レユニオン・アイデンティティ擁護協会 (民話の語り) などの研修を修了。20年前から語り手として各地の芸術祭に招聘される傍ら,地元を中心に公立図書館や種々の教育機関からの要請で民話の口演を行っている。また,初等・中等教育の芸術・文化クラスにおける主題の敷衍方法や効果的な即興などの実践的指導や,児童の親を対象とした語りのセミナーなど,教育活動にも参画している。大学等で人類学セミナーや,民話をテーマとした文化講演も行っている。
ジャン=ピエール・アカパンディエ (Jean-Pierre Accapandié / Zanpyer Akapandié)
音楽一家に生まれ,10歳から伝統楽器 (特にルーレとジェンベ) の演奏を始める。17歳から楽器演奏の他に楽器製作も始める。最初は打楽器 (カヤンブ,タンブール,ルーレ,ジェンベ,ボーブル)、その後は旋律楽器 (ギター,ンゴニ,バラフォン,ヴァリア、笛) の製作を行い,今日に至る。21歳の時に劇団に座付き音楽家兼コメディアンとして入団。現在は劇作や演出も手がける。民話の語り手としては20年のキャリアがあり,セネガルとマダガスカルという二系統の祖先の文化を受け継ぐことに専念している。
情報資源利用研究センター(IRC)設立20周年記念ワークショップ「アーカイブズ学の現状 ―研究資料の保全と利活用を目指して―」
- 日時:2017年11月7日(火) 14:00~17:00
- 内容:情報資源利用研究センター(IRC)設立20周年記念ワークショップ「アーカイブズ学の現状 ―研究資料の保全と利活用を目指して―」
- 講師:西村慎太郎(人間文化研究機構 国文学研究資料館准教授)
- タイトル:「アーカイブズ学の現状 ―研究資料の保全と利活用を目指して―」
*講師の西村慎太郎先生に資料保存の方法やアーカイブの構築に関して基本的なことをお話しいただくほか、AA研が所蔵している資料(古いフィールドノートを含む)を用いた文書撮影の実演も行います。
- 使用言語:日本語
- 参加費:無料
- 事前申し込み:不要
- 主催:情報資源利用研究センター(IRC)
- 共催:基幹研究「多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築」(LingDy3)
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
IRC設立20周年・ウィキペディア日本語版始動15周年記念ワークショップ「世界の知識を翻訳しよう」
概要
- 開催日時
- 2017年10月28日13:30–17:30(受付開始13:15)
- 開催地
- 東京外国語大学附属図書館4階@ラボ
- 主催
- 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所情報資源利用研究センター
- 協力
- 東京外国語大学附属図書館
- 参加申込
- 要事前申込み(2017年10月22日まで)
開催主旨
ウィキペディア日本語版が2002年8月に実質的にそのスタートを切ってからはやくも15年を迎えられた。始動当初は参加者数も伸びず、したがって内容にも乏しかったこの「ボランティアの手によるオンライン百科事典」という奇妙な試みも、いまでは堂々たる体躯を誇るものとなった。
ウィキペディアは、よく知られるとおり、2001年にアメリカから始まった多言語のボランティアの手になるオンライン百科事典であって、かつ、その内容は自由に再利用できるものと定められてきた。先陣を切った英語版からはじまり、ウィキペディア日本語版では、開始以来、日本語版のボランティアたちがみずから筆に手を染めるいっぽう、とくに英語版ウィキペディアの情報の摂取を通じてその自由なコンテンツを富ませてきた。15周年のこの機会に、この翻訳という文化を見直すことは、このコミュニティの辿った15年を祝するものであるといっても、あながち言い過ぎではあるまい。
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所情報資源利用研究センターは、1997年に設置され、研究所の目的である、アジア・アフリカをはじめとする世界各地の地域研究を情報という観点から支援することを目的としてきた。奇しくも本年は、弊センターが設置されて20年にあたる年でもあり、このようなワークショップの場を提供できることは誇らしく思う。
弊センターとウィキペディア日本語版を繫ぐものである国際的な広がりを背景に、このささやかなワークショップにおいて、日本語版ウィキペディアと翻訳という問題を深化させることができれば、主催者の喜びとするところである。
プログラム
第1部の各講演の題は仮のものです。
第1部 ウィキペディアと翻訳(13:30–14:30)
- ウィキペディアと翻訳を振り返る:コミュニティの形成という観点から(渡辺智暁(慶應義塾大学))
- ウィキペディアと翻訳を振り返る:グローバルコミュニティとのかかわりから(太田尚志)
- ウィキペディアと翻訳を振り返る:コンテンツの発展という観点から(松田朝彦(物質・材料研究機構))
第2部 翻訳実践(15:00–17:30)
他言語版から日本語版,あるいは日本語版から他言語版のウィキペディアに翻訳をしてみましょう!
- 翻訳ワークショップ(北村紗衣(武蔵大学))
- 15:00–15:20 ガイダンス(方針や編集方法の実際)
- 15:20–17:00 翻訳
- まとめ
注意事項
- 翻訳対象は1,2段落ていどの短いもので結構です。新規作成だけではなく、既存の項目への加筆でも構いません。内容も自由で、申込時点では決まっていなくてもかまいません(ただし、事後に簡単にご報告いただきますので、ご配慮くださいますと幸いです)。
翻訳の際は、図書館の開架資料を原則としてご自由にご覧になれます。東京外国語大学附属図書館には、さまざまな地域や言語に関する資料が所蔵されていますので、ぜひご活用ください。 - ウィキペディアのアカウントは事前にご取得をお済ませください(当日ではお作りいただけないことがあります)。作り方に関してはウィキペディア上のガイダンスをご覧下さい。
- 編集用のコンピュータは各自ご持参ください。インターネットにアクセスできる環境はご用意する予定ですが、ネットワーク回線が混みあうことも予想されますので、可能であればインターネット環境をご用意下さい。
- ワークショップ当日は、大学の食堂は営業しておりません。会場周辺には飲食店もあまりありませんので、あらかじめ途中駅等でお済ませください。
- 参加希望の方が多いばあいは、先着順となることがあります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
- ばあいによっては翻訳ワークショップで希望なさる内容に沿いかねることがあります。